2021年12月某日、妻からこんな相談が・・・
「お母さんの家のテレビが昨日から映らなくなったんだけど、見てくれない?」
実家のお母さんのテレビは13年以上経っているもので、年数からするといつ故障してもおかしくないものでした
そろそろテレビの買い替えの時期かなと思いつつ、さっそく実家のテレビを見せてもらうことにしました
特定のチャンネルだけ映らない
問題のテレビを見せてもらうと、映らないのはNHKの総合だけで、他のチャンネルはちゃんと問題なく映っていました
ということは、テレビ自体の問題ではなくて、NHK総合の電波の受信がうまくいっていないのでしょう
もしテレビ自体が悪かったら、きっとどのチャンネルも映らないはず
そんなことを考えながら、NHK総合の画面をしばらく観察してみました
すると、NHK総合は全く映らないわけではなく、時おり映ったかと思えば突然画面が乱れて見れなくなってしまうといった感じで、画面が乱れるときには「E203」というエラーコードが表示されていました
ネットでE203というエラーコードを調べると「放送休止」を示すエラーコードらしいのですが、このときNHK総合は放送休止していませんでした
たぶん受信環境のどこかに問題があるのでしょう。
思い当たるところをいろいろ試してみることにしました
テレビの受信環境を調べてみた
まずやってみたのは、テレビの主電源のON/OFF
テレビの主電源をOFFにし、コンセントを抜き差しして主電源をONしましたが、何も変化はありませんでした
次に試してみたのがB-CASカードの抜き差しですが、これも症状に変化はありませんでした
今度は、テレビ背面のUHFアンテナケーブルの抜き差しをやってみましたが、これもダメでした
これ以外で思いつくのは屋根にあるアンテナぐらいです
とりあえずハシゴを使って屋根に登り、アンテナに異常がないか見てみることにしました
見たところ、アンテナに大きな破損や異常はなさそうです
そこでアンテナを少しずつ回転させて異常がないかを調べていると、突然下の方から「テレビが映ったよ!」とお母様の声が!
どうもアンテナの向きを変えたことで、電波を正常に受信できるようになったみたいです
そういえばこの日の前日、突風が吹いていたのを思い出しました
おそらく、前日の突風でアンテナの向きが変わったために、特定のチャンネルが写らなくなったのでしょう
今回のトラブルは、屋根に登ってアンテナの向きを変えることで、無事解消することが出来ました!
自力でのアンテナ調整は危険!
E203でテレビが映らないという問題は解消されましたが、その後気になってネットで調べてみると、アンテナの調整は自分ではせずに、専門の業者さんに任せた方がいいという事が分かりました
理由は以下の2点です
安全性の問題
屋根に登って作業するのは危険を伴うので、絶縁手袋や滑らない作業靴、ヘルメットといった安全装備が必要になります
このような安全装備は一般家庭には置いていないのが普通なので、アンテナがベランダや室内、屋根裏など手の届く範囲でない場合は、アンテナ工事の業者さんに依頼したほうがよさそうです
アンテナの向きが分からない
今回はアンテナを回転させていたらたまたま映るようになったのですが、「たまたま」ではさすがに他の人にはおすすめするわけにはいきませんね
地デジアンテナの向きは、自宅から最も近い電波塔へ向けるのが正解のようです
今回は、たまたま電波塔に向けてアンテナを回転させたみたいですね
ところで、アンテナの調整についてとても役立つサイトを見つけたので紹介します
安全性やアンテナの向き、工事にかかる費用、火災保険で修理費が戻る場合など、このサイトですべての悩みが解決できるみたいです

こんなにいいサイトがあったんですね・・・
最初にここを見ておけばよかったと後悔しました
まとめ
以上、エラーコード:E203でテレビが映らなくなったときにやってみたことを紹介しました
- 主電源ON/OFF・・・変化なし
- B-CASカード抜き差し・・・変化なし
- UHFアンテナケーブル抜き差し・・・変化なし
- アンテナの方向調整・・・映るようになった
無事テレビは映るようになったものの、ずいぶん危険なことをしてしまったと深く反省しています
もしアンテナの調整が必要だと分かったら、決して無理をせずにアンテナ工事の業者さんにお願いしましょう
では、また