いま、“釣り”が空前のブームになっています。
コロナ禍で3密を避けるレジャーとして、防波堤や海釣り公園にはかつてないほどの大勢の釣り人が押し寄せています。
その一方で「釣りをやってみたいけれど、どこから始めればいいのか分からない」
といった方もいらっしゃるようです。
そこで今回は、海釣りをターゲットにどんな道具を揃えればいいのかを紹介していきたいと思います。
海釣りに最低限必要な道具
釣り竿
現代の釣りにおいて、釣り竿のない釣りというのはほぼ考えられません。
一口に釣り竿といっても膨大な種類があって、最初はどれを選んでいいか分かりませんよね。
そこで初心者に最適な釣り竿を紹介したいと思います。
短めの振出投げ竿
短めの振出投げ竿とは全長が2mから3mぐらい、オモリ負荷が10号から15号ぐらいで穂先が硬く、サビキ釣りやちょい投げ釣りなど用途が広いのが特徴です。
振出コンパクトロッド
振出コンパクトロッド仕舞寸法が60cmぐらいと短く、持ち運びに便利なのが最大の特徴です。
(仕舞寸法・・・釣り竿をたたんだ時の長さ)
ちょい投げ釣りや探り釣りに最適で、リーズナブルな価格も魅力です。
リール
リールは小型スピニングリールで決まりでしょう。その理由は扱いやすく、操作性がよいからです。
サビキ釣りやちょい投げ釣りなら糸付きのリールが安価でおすすめです。
仕掛け
狙う魚や釣り方によって、いろいろな仕掛けセットが販売されています。
この仕掛けセットはあらかじめ糸と針が結んであるので、使い方は仕掛けセットをリール糸に結び付けるだけ。あとはエサを付ければ釣りができるのでとても楽チンです。
このように仕掛けセットは便利なので、初心者だけではなくベテランからも愛用されています。
釣り竿、リール、仕掛けのセットがおすすめ
釣り竿、リール、仕掛けだけでもその種類は膨大で、特に初心者はどんな組み合わせにすればいいか迷ってしまいますよね。
そんな方のために釣り竿とリール、仕掛けがセットになったものがが販売されています。
何も道具を持っていない方には特にオススメです。
エサ
エサは釣り方によって使い分けます。
サビキ釣り・・・冷凍アミ、チューブアミ
特に初心者にはチューブに入ったエサがおすすめです。
その理由は溶かす手間が省けること、そしてチューブから絞り出すだけなので手が汚れにくいからです。
ちょい投げ釣り・・・アオイソメ、石ゴカイ、人工エサ
魚の喰いつきではアオイソメや岩ゴカイといった生きたエサが一番ですが、生きたエサが苦手という方は人工エサがオススメです。
ライフジャケット
万一海に落ちてしまったとき、あなたの身を守ってくれるのがライフジャケットです。
安全に釣りを楽しむためにも、ライフジャケットは必ず着用しましょう。
そしてもう一つの目的、それはタックルケース代わりになるということです。
ほとんどのライフジャケットにはたくさんのポケットが付いています。
仕掛けやハサミなど、頻繁に使用する道具は全部ライフジャケットに入れてしまいましょう
いちいちタックルケースから取り出すよりずっと楽ですよ。
シューズ
堤防のような足場のよい釣り場ではスニーカーでもOKですが、足場が塗れていたりノリで滑るようなところでは必ずフェルト底やスパイク底のシューズまたはブーツを履くようにしてください。
ハサミ

上:ハサミ
下:ラインカッター
仕掛けを作ったり交換する時など、釣りにはなくてはならない道具です。
釣り用のハサミやラインカッターが使い勝手がよく、便利です。
水汲みバケツ
エサ釣りの場合、水汲みバケツは必需品です。
エサや魚で汚れた手を洗ったり、魚を生かしておいたり、エサで汚れた釣り場をキレイに洗い流したりするのに使います。
ゴミ袋
釣りのあとゴミを持ち帰るために必要です。ゴミを釣り場に放置するのはNGです。
ゴミ袋の代用としてお弁当やエサが入っていたレジ袋でもOK。
海釣りで可能な限り準備したい道具
クーラー ボックス
釣った魚をおいしく持ち帰りたいときに必要です。
また食べ物やジュースを冷やしたり、椅子代わりに腰掛けたり、ロッドホルダーを取り付けて釣り竿を立てかけたりといろいろ使えて便利です。
プライヤー

多機能プライヤー
釣り用のプライヤーがあると大変便利です。できれば多機能プライヤーを選びましょう。
針を外したり、糸をカットしたり、ガン玉外し/ガン玉つぶしに便利です。
魚バサミ

魚バサミ
魚をつかんだ時に手にトゲがささったりするのを防ぐことができます。
また魚をじかに触らないので、手が汚れないというメリットもあります。
偏光グラス
水面からの日光の反射を取り除き、紫外線をカットして釣り人の目を守る偏光グラスは欠かせないアイテムです。偏光グラスによって水面のギラツキが抑えられ、水中の様子がよく見えるようになります。

帽子
釣りは日光にさらされるので、日よけのために帽子が必要です。
また転倒するなどして頭をぶつける可能性もありますので、安全のためにも帽子をかぶりましょう。
タオル


フィッシングタオル
塗れた手を拭いたり、魚をつかんだりするときに使います。
ライフジャケットからぶら下げるタイプのフィッシングタオルが便利です。
日焼け止め
太陽の直射日光と海面からの反射に長時間さらされるので、受ける紫外線の量は半端ではありません。肌を守るためにも日焼け止めを使うようにしましょう。
フィッシンググローブ


フィッシンググローブ
魚のトゲがささったり、転んで手をついたところに貝殻があったりすると手をケガをすることがありますので、出来るだけフィッシンググローブを使うようにしましょう。
フィッシンググローブは指先がカットされているので、仕掛けを結ぶなど細かい作業が出来るようになっています。
タモ網
大きな魚がかかった時にこれがないと取り込めないので、釣りを始める前に準備するようにしましょう。また道具や帽子などが海に落ちたときにタモ網が準備してあると安心です。
筆者も何度もこれでウキを掬って、ロストせずに済みました。
まとめ
以上、これから海釣りを始めたい方がどんな道具を揃えればよいかを紹介してみました。
海釣りは楽しいレジャーですが、安全が何より大事です。
ライフジャケットは必ず身に付けて、安全で楽しい魚釣りを心がけましょう!


