2021年の宮崎県は記録的な早さで梅雨入りとなり、連日雨が降り続いていましたが、そんな梅雨の晴れ間を狙って、日南市の大島にメジナを狙いに行ってきました。
5月29日 土曜日の早朝、いつもお世話になっているかいゆう丸さんに乗船して、船はまず県下ナンバーワンの実績を誇る水島に瀬付け。
水島3瀬で団体さんを降ろした後、こんどは大島方面へ向かい、平瀬で1組降ろした後、船はサガリに瀬付けをしました。今日はここがポイントになります。
ポイント紹介:大島のサガリ
サガリは大島の地続きの磯で、沖向きが宮崎県南特有のカケアガリ状になっています。

大島 サガリ
沖向きのポイント
本命ポイントは沖向きですが、カケアガリとなっているので潮位が高い時は竿出しが難しく、潮位が下がったときがねらい目になります。
北向きの船付けは足場も良く、根も張り出していないので釣りやすいポイントです。
ポイントは全体的に遠投がよく、瀬際はスズメダイやアオブダイ、ヒブダイが居付いているのでスルーしたほうが無難でしょう。
当日は7時15分満潮、14時13分干潮の中潮で、上礁した時間帯は潮位が高かったので、まずは北向きの船付けから竿を出しました。
実釣リポート(6時~9時)
釣り始めてから間もなくすると、マキエにエサ取りが群がっているのが分かりました。
そこから先はどこに投げてもエサ取りの猛攻に遭い、今日はメジナが釣れるんだろうかという不安がよぎります。
本命の気配が全く感じられないので沖向けのカケアガリから無理やり竿を出すと、1投目から竿引きの大アタリ。しかし上がってきたのはイスズミでガックリ。
その後も小魚やイスズミに遊ばれて、あっという間に3時間が経過しました。
実釣リポート(9時~12時)
そんなエサ取りに混じってオナガグレの23㎝ぐらいのがたまに上がってくるようになりました。
少しは状況が良くなったのかもしれないと辛抱強く釣り続けていると、オナガグレの子供とエサ取りの比率が半々ぐらいになってきました。
しかしキープサイズと呼べるようなサイズではなく、その後もリリースを繰り返し、正午の時点でクーラーは空っぽのまま。
このままではヤバイというあせりが出てくる中、潮位が次第に下がってきて、本命ポイントの沖向けから竿が出せるようになりました。
残り3時間、本命ポイントで最後の賭けに出ます。
実釣リポート(12時~3時)
午後1時半ごろ、30㎝弱の青々とした渡りグレが釣れました。潮が良くなってきた証拠です。
そして潮止まり直前の午後2時、ようやくタモ入れサイズのグレがヒット!32㎝の口太グレでした。サカナをクーラーにキープし、針を結びなおして仕掛けを投入すると、またすぐにアタリが!
アワせるとさっきのサカナより型がいいみたいで、上がってきたのは35㎝のオナガグレでした。
そして納竿間際の2時半ごろ、この日最大の37㎝の口太グレを追加して本日の釣りを終了しました。
釣れた時の状況としては、仕掛けを遠投し、ウキ下は1ヒロ程度の浅いタナで喰ってきました。

本日の釣果
クチブト 37㎝、32㎝
オナガ 35㎝、27㎝
◆ ◆ ◆
この日サカナが釣れたのは1時半から2時半までのわずか1時間だけで、それ以外は我慢の釣りとなりました。
潮は水島方面に流れる下り潮で、あまり良い状況とは言えませんでしたが、何とか本命の顔を拝めることが出来てホッとしました。
最後に
これから先は紫外線が最も強くなりますので、しっかり紫外線対策をして、こまめな水分補給を心がけましょう。
釣り場をいつまでもきれいに保つためにゴミは必ず持ち帰りましょう。
新型コロナ感染予防のため、港や船内ではマスクを着用しましょう。
無理な釣行は避けて、船長の指示に従って快適な釣りを楽しみましょう!!
ロッド:がまかつ がま磯 インテッサ GⅢ 1.25-50
リール:ダイワ トーナメントZ ISO 3000LB
道糸 :ゴーセン リミテーション(R)磯 CXフォルテッサ 2号
ハリス:ゴーセン フロロファイター ルーツ 2号
ウキ :グレックス スーパーどんぐり 0号
ハリ :がまかつ 競技ヴィトム 7号