今年も暑い夏がやってきました!
これだけ暑いと、さすがに釣りをするのはしんどいですよね
そんな暑い夏にこそ、ぜひおすすめしたい釣りがあります
それが「ウナギのブッコミ釣り」です
これから紹介するウナギのブッコミ釣りは、暑い夏でも快適に楽しむことができて、しかも高級食材の天然ウナギを割と手軽にGETできるので、興味のある方はぜひチャレンジしてみてくださいね!
夏にウナギのブッコミ釣りをおすすめする理由
夏にウナギのブッコミ釣りをおすすめする理由は次の3つです
- 日没後の釣りなのでさほど暑くない
- 手軽に釣りができる
- 高級食材の天然ウナギをGETできる
それでは1つずつ説明していきます
日没後の釣りなのでさほど暑くない
ウナギ釣りのゴールデンタイムは日没後からだいたい2~3時間ぐらいの間が勝負です
この時間帯になると暑さもずいぶんと和らいできて、快適な釣りを楽しむことができます
夕暮れから夜にかけて川辺にたたずむのも、風情があっていいものですよ!
夕涼みの延長のような感覚で釣りができるところが、ウナギ釣りのいいところですね
手軽に釣りが出来る
ブッコミ釣りは、オモリの付いた仕掛けを投げて待つだけなのでとても簡単
特別な技術は要らないので、誰でも手軽に楽しめる釣り方です
サオはコンパクトロッドやちょい投げ用の安いサオでよく、高価なサオを使う必要はありません
また、手持ちのエギングロッドやバスロッド、シーバスロッド、投竿、遠投磯竿でも代用ができます
リールもスピニングリールであれば安価なものでも全然問題なしです!
天然ウナギという高級食材がGETできる
そして高級食材の天然ウナギがGETできるというのもうれしいですね
「ウナギは高い」というイメージがあって普段はなかなか手の届かない食材ですが、天然のウナギを食べられるというのは、釣り人ならではの特権ではないでしょうか
ウナギ釣りに準備なもの
それではウナギのブッコミ釣りに必要なタックル、仕掛け、エサと、その他必要な道具ついて説明していきます
サオ、リール
サオは基本的にオモリの負荷の合ったサオなら何でも使えます
具体的にはコンパクトロッド、ちょい投げロッド、エギングロッド、バスロッド、シーバスロッド、ライトショアジギングロッド、投竿、遠投磯竿、鯉竿など、10~15号ぐらいのオモリを投げられるサオならなんでもOK
とくにウナギ専用のサオというのはないので、安いコンパクトロッドを使ったり、出番のなくなった古いルアー竿などを活用するといいですね
サオは短い方が使いやすいですが、足元にテトラが入っているようなポイントでは、磯竿のような長めのサオのほうがラインが引っ掛かりにくくて便利です
注意点として、オモリ負荷以上のオモリを使うとサオが破損することがあるので気を付けましょう
リールはスピニングリールが使いやすく、ナイロンなら3号から5号ぐらい、PEなら1号前後が巻けるリールなら何でもOKです
オモリ
そしてウナギのブッコミ釣りをするときに、道具選びの基準になるのがオモリです
それは、使うオモリよってサオやラインの太さ、そしてラインを巻くリールが決まってくるからです
ではオモリはどうやって選ぶかというと、それは流れの強さと飛距離です
流れが強くてポイントが遠い場合には重いオモリを使い、逆の場合には軽いオモリを使います
たとえば、水の動きがなくてポイントが近い場合には5号を使い、流れがきつい場合やポイントが遠い場合には15号を使うといった具合です
オモリは中通しオモリが使いやすく、丸玉オモリやタル型オモリ、オタフクオモリが使いやすいです
丸玉オモリは流れに任せて幅広く探りたいときに使い、逆にオタフクオモリは仕掛けを落ち着かせたいときに使います
ミチイト、ハリス、ハリ
ミチイトはナイロンなら3号から5号ぐらい、PEなら1号ぐらいがいいでしょう
ハリスはフロロカーボンの3号前後を使います
ハリはウナギ針の12号前後がよく、ウナギ針の代わりに流線形や丸セイゴ、チヌ針を使っても大丈夫です
仕掛け
仕掛けは中通しオモリにサルカン、ハリスに1本針というシンプルな仕掛けにします
ウナギが掛かると仕掛けに絡みつくのでエダバリはおすすめしません
ウナギが釣れたらハリを外さずにハリスごと切るので、あらかじめハリスを結んで準備しておくか、糸付きのハリを使うといいでしょう
また根掛かりでロストするのに備えて、仕掛けはできるだけ多めに準備しておきましょう
エサ
海水の影響を受けないポイントで最強のエサはドバミミズ(野山で採れる天然のミミズ)です
釣具屋さんで売っている養殖のシマミミズ(キジともいう)でも釣れますが、それよりもニオイが強くて集魚効果が高いのでおすすめです
ドバミミズは日光の当たらない山の斜面や、道路脇の側溝に堆積した落ち葉の下などにいるので、熊手を使って落ち葉をかきわけると出てきます
エサのミミズは1匹をチョン掛けや縫い刺しにするか、またはミミズ通しを使ってハリに刺します
海水の影響をうける下流や河口域では、イワイソメやアオイソメをよく使います
その他必要な道具
その他に必要な道具を紹介します
- ハサミ・・・仕掛けを作ったり切るのに必要
- ヘッドライト・・・手元や足元を照らすのに必要
- タオル・・・釣れたウナギをつかむのに必要
- 竿受け・・・置き竿にするのであると便利
- 防虫グッズ・・・防虫ネットや防虫スプレー、蚊取り線香など、防虫対策は万全に!
- フタつきバケツ・・・釣れたウナギを生かして持ち帰るために必要
- 鈴・ケミホタル・・・暗闇の中でアタリを知らせる役目
- ミミズ通し・・・ミミズの通し刺しが簡単にできる便利な道具
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ウナギを釣ってみよう
それではウナギのブッコミ釣りについて
- ポイント選び
- ウナギ釣りに適した条件
- 釣り方
の順で説明していきます
ウナギ釣りのポイント選び

住宅街の小河川にもウナギは潜んでいる!
ウナギは川の河口域から中流、上流、池、湖、ダム、さらには農業用水路や住宅街を流れる小河川まであらゆるところに棲息しているので、気になるポイントはどんどん狙ってみましょう
ウナギは日中は障害物に隠れていることが多いので、テトラの周辺や石垣まわり、ゴロタ石、橋脚まわりがポイントになります
また水門の周辺や堰堤の下流などもウナギが集まる好ポイント

ウナギは水門まわりも好ポイント
ウナギはテナガエビやアユ、ハゼが大好物なので、これらが棲んでいる場所も選びのバロメーターになります
ウナギ釣りに適した条件
ウナギのブッコミ釣りに適した条件のキーワードは次の3つです
- 濁り
- 時間帯
- 闇夜
濁り
ウナギは濁りが大好きで、特に雨が降った後の強い濁りは大チャンス!
本来は夜行性のウナギが、増水した河川で日中にガンガンアタってくることがあります
時間帯
ウナギが釣れる時間帯は日没後だいたい2~3時間ぐらいの間が勝負です
日中は障害物に隠れていたウナギが、この時間帯にエサを求めて活発に活動するからでしょう
この時間帯を過ぎると急にアタリが遠のいてしまうので、2~3時間を過ぎたら粘らずに撤収するのが得策です
闇夜
一般的に夜釣りでは月夜よりも闇夜のほうがよいとされ、ウナギにもこれが当てはまります
ただ川の濁りかきついときはさほど気にしなくてもよさそうです
条件のまとめ
ウナギのブッコミ釣りにおいては
強い濁り + 日没後2~3時間 + 闇夜
が最強のコンディションなので、チャンスが来たらぜひ狙ってみてくださいね!
釣り方
釣り方の一連の流れはいたってカンタン!
- 仕掛けを投入する
- アタリを待つ
- 掛かったらリールを巻く
の作業を繰り返すだけです
仕掛けの投入
仕掛けの投入は、サオを何本か準備して、気になるポイントを幅広く探ってみてください

置き竿にしてアタリを待つ
ウナギのブッコミ釣りは基本的に「待ちの釣り」なので、何本か仕掛けを投入したらサオ受けにサオを乗せて置き竿にしておきます
もし魚が掛かったときにサオを持っていかれないよう、リールのドラグは緩めておきましょう
アタリを待つ
仕掛けを投入したら置き竿にしたら、とくに誘いを入れる必要はありません
それは、ウナギはエサのニオイで寄ってくるのと、根掛かりを防ぐためです
仕掛けを投入してアタリがなければ、10分前後をめどに回収して、エサの状態を確認するようにしましょう
小魚にエサだけを取られたりすることがあるからです
掛かったらリールを巻く
ウナギのアタリは割とハッキリしていて、サオ先の鈴が鳴ったりケミホタルが激しく上下するのですぐに分かります
アタリがあったらひと呼吸おいて軽くサオをあおり、あとはひたすらリールを巻くのみ
無事ウナギを釣りあげたらハリは外さずに、すばやくハリスから切るようにしましょう
その理由は次の通りです
- 無理に外そうとしてウナギをつかんでも簡単にはつかめない
- からだをくねらせて仕掛けにからまってしまう
- たいていハリを飲み込んでいる
釣りあげたウナギは、フタつきのバケツに入れて生きたまま持ち帰ります
フタが付いてないとせっかくのウナギが脱走することがあるので気を付けましょう
◆ ◆ ◆
ウナギの時合が来るとバタバタとアタリが来て、こっちで取り込んでいる間にあっちで鈴が鳴るといった具合に大忙しになることも!
時合はそう長くはないので、できるだけチャンスを逃さないようサオや予備の仕掛けを多めに準備して、効率よくウナギをGETしてくださいね!
まとめ
以上、夏におすすめの釣りという事でウナギのブッコミ釣りを紹介しました
夏でも涼しくて、手軽で、おいしいウナギが釣れるウナギのブッコミ釣りをぜひ試してみてくださいね
なお、河川での釣りは遊漁券が必要になります
事前に自治体や漁協のルールを確認し、ルールを守って釣りを楽しみましょう!