菅新総裁の記者会見から新政権の今後を予想

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自民党総裁選挙の投開票が9月14日に行われ、菅官房長官が安倍総理大臣の後継として総裁に選出されました。これまでは安倍政権の片腕として政権を支える側でしたが、これからは総理大臣として今後の日本を背負っていく側になります。

今日の菅新総裁の記者会見から今後の新政権を占ってみたいと思います。

コロナ対策

今日の記者会見で菅新総裁はコロナ対策が最優先と発言しました。コロナ感染者が連日出ていていて収束していない現状を踏まえると、この発言に偽りはないと思います。発言の中で自身がGoToキャンペーンを主導し成果を出したと強調しているところから、感染拡大を抑制しながらも経済活動を推進するという現状の路線を継続していくものと思われます。

そしてコロナが収束したところで安倍政権が最重要視していた経済対策を打ち出したいので、今のうちにどのような経済対策にするかを水面下で検討するのではないかと思われます。

外交

対米関係については安倍総理はトランプ大統領と信頼関係を築くことができました。日米同盟が強固であることは両国の基本的なスタンスであり、仮にもし米大統領が変わったとしても外交的には現状の路線を継続していくものと思われます。

対ロシアについては安倍総理とプーチン大統領はお互い厚い信頼関係にありましたが、それでも北方領土の返還は実現しませんでした。今日の会見で菅新総裁は北方領土問題について触れていましたが、その内容にはこれといった具体的な方向性のようなものが見られず、いっそう厳しい外交になることを予想させるものでした。

対中関係についてはコロナ禍がなければ習主席を国賓として招待する予定だったことからも分かるように両国の関係は少しずつ良化しているように見えますが、香港に対する締め付けや尖閣諸島周辺の海域への中国船の侵入など緊張が続いていて楽観はできない状況です。

北朝鮮の拉致問題については安倍政権は決して何もしなかったわけではないのですが、結果的に具体的な進展が見られませんでした。北朝鮮の頑なな姿勢を崩すことは誰が首相になっても容易なことではないと思います。

日韓関係については文政権が続く間は冷え込んだままで改善は望めないでしょう。菅新総裁も韓国に対してはこれまで通り毅然とした姿勢で臨むものと思われます。

森友、加計、桜問題

これらの疑惑について菅新総裁は「国民のみなさんに丁寧に説明する」と述べていますが、過去に安倍総理がこのフレーズを使うときはたいてい論点をずらしてはぐらかし、最後に「説明は終わった」というスタンスを取っていました。安倍政権を長年支えてきた立場として疑惑の核心に触れるような発言は期待できないと思われます。

その他

これらの他に菅新総裁は

「縦割りあるいは既得権益、そして悪しき前例主義、こうしたものを打ち破っていく」「デジタル庁を作る」

といった意欲的な発言があり、これらの点については今後どのような改革を行うか大いに注目していいと思います。自身がたたき上げで現場を見てきたといった自負からこうした発言が生まれてきたと思います。悪しき前例を打ち破るといったところはかつての小泉元総理を彷彿させるものでした。

まとめ

菅新政権は安倍政権を継承するといいながらも「悪いところは直していって日本を良くしたい」といった意気込みを感じました。これから内閣が発表され所信表明演説が行われますが、そこで菅新政権の概要がさらにはっきりと浮かび上がってくると思います。菅新総裁の手腕に今後期待したいと思います。

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